Edición Iman エディマン

『ガルシア・マルケスひとつ話』が丸谷才一さんに紹介されました

うれしい。これは素直にうれしい。

丸谷才一さんが『オール讀物』(2009年5月号、文藝春秋)で紹介してくださいました。「検定」をテーマにした稿ですが、本書を紹介しくださっています。ほんの遊び心で、カバーのソデに「読む前にやってみよう! ガルシア・マルケス検定」というのをつけたのですが、それを糸口に、本書を紹介。

ちなみに丸谷さんは、最初の5問をご名答。マニアックに作ったものだけに、答えられるとはさすがです。本書の面白いところは、丸谷さんも触れてくださいましたが、より直接的にいうなら、蘊蓄。それも、誰もが目にしていながらやり過ごしてしまうような、細かい情報を膨大に集め、それをベースにしているところではないでしょうか。

研究書を読み込んでいる人はいるでしょう。原書で読み、海外の論文を読んでいる人もいるでしょう。でも本書はひと味違って、日本の新聞、雑誌、それから本に挟まっている月報などなど、情報としてひじょうに身近かなものを取り上げているので、読みやすいし、面白いのです。

書店で見かけましたら、丸谷さんのご紹介もぜひお読みください。